台風10号鳥栖も暴風域に
大型で非常に強い台風10号が、奄美大島の東から屋久島の南海上へ北上しており、すでに鹿児島県のほぼ全域が風速25メートル以上の暴風域に入っています。台風10号は次第に速度を上げながら北上しており、九州北部も、熊本県や長崎県、佐賀県、大分県など早い所で、夕方以降、非常に強い風が吹き始める見込みです。
建物の耐風圧って大丈夫?
近年の台風の強風によって建築物に多くの被害が発生したが、構造体への被害は少なく、ほとんどが
外装材の被害であった。これらの被害で重要なポイントは設計風速に至らない風速の風で被害が発生したという事実である。つまり、これらの建築物における耐風設計と施工は適切ではなかったことを示している。不適切または不十分な耐風設計に起因する多数の強風被害は、設計風速レベルの強風時にさらに多くの被害が発生する危険性を示唆している。
台風被害で一番多いのは外壁材
外装材の耐風圧性・気密性・水密性のJIS等による試験を行っており、さらに、層間変位試験により面内変形の履歴を与えた外装材についてもこれらの性能試験を行っています。
瞬間最大風速が60m/sってどんな強さ?
屋外・樹木の様子
・多くの樹木が倒れる
・電柱や街灯で倒れるものがある
・ブロック塀で倒壊するものがある
走行中の車
・走行中のトラックが横転する
建造物
・住家で倒壊するものがある
・鉄骨建造物で変形するものがある
参考:気象庁WEBサイト https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kazehyo.html
家にまつわる耐風圧
カーポートは40m/s
シャッターは60m/s
低層の一戸建て住宅の場合は、一般的にはJIS等級の目安として、1階の窓は(風速36m/s程度)、2階の窓は(風速44m/s程度)、3階の窓で(風速51m/s程度)となってますが、シャッターを付けることで防ぐことができます。
今後も佐賀県鳥栖市の地域密着でリノベーションに役立つ情報を配信していきますので宜しくお願い致します。